おはようございます。ケンです。
【第12回】固定費の話~保険編1~では保険についての考え方や、
保険が必要な人、不要な人などについてお話してきました。
その続きになりますが、【第14回】ではそんな保険について、
僕の具体的な状況をお話しします。
もし似たような状況の人がいましたら、ぜひ参考にして頂ければと思います(^^)
僕が初めて加入した保険
僕が初めて加入した保険は『プルデンシャル生命保険』でした。
聞いたことある人も多いかもしれませんが、外資系の生命保険です。
加入の経緯
加入の経緯としては、大学卒業後、今の職場に就職してから数ヵ月経過したときに、
職場で良くしてくれていた先輩から
『保険とか入ってる?今度自分の保険のことで担当者(Aさん)と会って話すからそのとき一緒に来るか?』
と声をかけられたことがきっかけでした。
『特に入るかどうかは自由だし、勉強にはなると思うよ~』ということだったので、
とりあえず勉強のつもりで話だけ聞いてみようかな、と思い行くことになりました。
どうやらそのAさんは、僕が働く会社の元社員だそうで、その先輩自身もお世話になった人だそうです。
全く知らない保険に飛び込むより安心だし、先輩も入っているなら心強いと思いました。
そうして話を聞く中で色々な保険の機能などを教えてもらい、こちらの要望を織り込んでもらいながら、
その日は解散し、次に会ったときに提案されたプランで加入することに決めた、という流れです。
そもそも僕自身、お金についてあまり考えておらず、貯金もほとんどありませんでした。
そんな中でそのAさんから教わったこととして、保険には『死亡』や『病気・ケガ』などの他に、
『長生きリスク』にも備えられるという話があり、『なんだそれは?』と感じたことを覚えています。
『老後2,000万円問題』も記憶に新しいですが、〇〇歳まで生きた場合に不足するお金、という話を聞き、
このままだとマズい、何かしら動き始めないと将来必ず困ると感じました。
そしてAさんから、保険で『貯金』が出来、さらに『資産運用』になるという話を聞き、
これに入っておけば、ひとまず将来のお金についての心配はだいぶ減るな!と思ったわけです。
どんな保険に入った?
僕が加入した保険のプランは主に2本の柱で構成されていて、1つがいわゆる『保険』のイメージである、
死亡や病気などに備える部分。
もう1つがドル建てで基本的には老後の年金として受け取ることができる『貯蓄』の部分です。
終身保険
1つ目のいわゆる『保険』のイメージである部分は更に2つに分けることが出来て、
掛捨ての部分と貯蓄(返戻金)の効果がある部分です。
掛捨て部分は毎月4,000円程の保険料でした。
この部分は若ければ若いほど、万が一のことが起きた際に手厚く補償してくれるもので、
年を重ねるごとに補償内容が弱くなり、65歳を迎えるときに補償が終わるというものです。
保険金としては、加入直後(20代半ば)に亡くなったら3,000万円以上が受取人に支払われ、
少しずつ保険金が安くなり、65歳になるまで何もなく暮らすことができれば、
めでたしめでたし(?)ということで補償内容が無くなります(笑)
もう1つの部分は、毎月8,000円程の保険料でいつ亡くなっても500万円というものです。
こちらは補償終了が無く、65歳以降は保険料の支払いは不要というものになります。
つまり、65歳をめでたく迎えた後は100歳まで生きても、200歳まで生きても、
ずーっと500万円を補償してくれるという保険になります。
いつ亡くなっても500万円が受取人に支払われるというものですから、
まずはこれでいつ何があっても葬式代は賄えるからOK!ということになりました。
ドル建て保険
2つ目の柱として『ドル建て保険』にも加入しました。※米国ドル
1つ目の死亡や病気などに備える保険は、どちらかというと入りたくはないのだけど、
備えの為に仕方なく・・・という側面が強かったのに対し、こちらは当時の感想としては、
率直に『こんな保険があるのか!スゴイ!』と感じました。
保険料としては毎月約150ドル程です。
こちらの内容としては、『将来(老後)に備える』というものになるので、
加入してからしばらくは解約したら損をする状態が続きます。
具体的には、例えば30歳時点で解約しようと思うと、約14,000ドル支払ったものが、
約10,000ドルになって戻ってくるという感じです。
為替(ドル⇔円)が影響しますので、一概には言えないものの、40万円以上のマイナスになる計算です。
この保険の特徴は、はじめは損する状態が続くものの、老後にまとまったお金を用意できるという点です。
保険料を支払う期間としては、65歳までとなりますが、その時点で約75,000ドル程支払う計算になります。
日本円にすると(分かりやすく1ドル=100円で考えて)750万円ですから、普通の人にとっては大金です。
それが、65歳で満期を迎えると約110,000ドル(約1,100万円)になるというものです。
単純計算で約35,000ドル(約350万円)が増えるわけですから、スゴイですよね!
少し難しい言葉ですが返戻率(へんれいりつ)で言うと、147%ほどにもなるのです!
しかもこの保険金は65歳で一括で受け取った場合の金額ですが、受け取る期間を年金のように分割すると、
さらに総額が大きくなるというものです。
例えば、10年間(75歳まで)毎月受け取るようにすれば、受け取り総額は約120,000ドルとなり、
返戻率は160%を超え、約45,000ドル(約450万円)増えます。
さらに期間を延長し、20年間(85歳まで)で受け取るようにすると、総額は約135,000ドルとなり、
返戻率は180%を超え、約60,000ドル(約600万円)も増えることになるのです。
・・・スゴイ!スゴ過ぎる!!
保険の見直し
こんな感じでめでたく良い保険に入り、老後の金銭的な不安を消し去ることに成功したわけですが、
そんな僕が『お金』についての勉強を猛烈に開始したことで、早くも『保険の見直し』時期がやってきました(笑)
お金の勉強をし、固定費について振り返った中でなぜ保険を見直そうと思ったかと言うと、
- 保険が一番大きな比率を占めていた
- 保険に入ったのは独身の頃で、いま必要なものは違うかもしれないと思った
- 毎月の支払いが意外と大きな負担になっていると感じた
- そもそも保険が必要なのか?という疑問が出てきた
こういったことを考え始め、保険について考え直すに至りました。
【第11回】固定費の話でも触れたように、固定費の中でも大きい部分の見直しから着手したという訳です。
保険の見直し【結論】
結論としては、生命保険は全て解約しました(笑)
掛捨て部分も貯蓄性の部分も全てです!
解約に伴い、大きな損失は出ました。
上でお話しした通り、ある年齢まで継続しないと損になる仕組みになっているので仕方ないです・・・
プラスに転じる年齢というのは41歳くらいでしたので、まだまだ期間は先ですが、
今の段階で損切りという形で、スパッと解約しましたが、どれくらいの損失だったかというと、
支払った額が160万円ほどだったのに対し、100万円ほど返ってきましたので、
60万円ほどマイナスになったことになります。
このお金があれば他にあれやこれや・・・と考えるのは萎えるのでやめましょう(笑)
結果として、ただただ大きなお金を失ってしまったことになったのですが、そこは前向きな僕です。
仮にこの保険をやっていなければ、どうせ貯まることなく使い切ってしまい、
今この100万円が手元に残っていることはなかったはず。割の悪い貯金をコツコツ続けたと思おう!
ということで気持ちを切り替えました(笑)
ただ、解約に伴って損失は出てしまったものの、家計はとても身軽になりました!
毎年35万円程の保険料を払っていたわけですから、この効果はとても大きいですね。
【第12回】固定費の話~保険編1~でお話しした通り、保険は必要な人と必要でない人がいます。
僕自身は入っていたものの、いろいろな角度から考えた結果、自分には必要ではないと判断しました。
日本の健康保険は非常に優秀であり、何かあっても貯金で対応できる可能性が高いこと。
毎月コツコツと保険で積み立てるより、他の投資商品で運用するほうが高い利回りが期待できること。
などです。
細かい理由については次の記事でお話ししたいと思いますので、ぜひ次の記事も見てみてください(^^)
ではでは今日はこのへんで・・・
コメント