おはようございます。ケンです。
以前、【第11回】固定費の話でご自身の固定費について把握していただきました。
その固定費の話、第2弾は保険についての話です。
みなさんは保険に加入されていますか?
毎月いくら保険料を支払っていますか?
どのような保険に入っていますか?
なぜその保険を選びましたか?
固定費の見直しにあたり、加入されている方は避けて通れない保険。
いまはまだ保険に入っていないという方や保険に入ろうと検討されている方にも、
少しでも参考になれば(^^)
ただし、はじめにお伝えしますが、この記事ではこの保険会社が良い、このプランが良い、
などの具体的な商品をあげてのお話はしません。
あくまでも保険についての考え方や、僕らがおこなった固定費の見直しの中での保険の話をしますので、
それを踏まえてこの記事を読んでいただければと思います!
保険について
保険とは
そもそも保険とはどのようなものなのでしょうか?
インターネットで調べれば、いろいろと難しい言葉を使って細かく書いてありますが、
ここでは保険のセールスを目指した勉強をするわけではないので、簡単に話したいと思います。
(そもそも難しい言葉は私自身が分かりませんので・・・笑)
保険とは、たくさんの人でお金を出し合って、お互い支え合いましょうというものです。
不運にも何か多額の費用が必要な事態に陥った人が途方に暮れないように、
みんなであらかじめお金を出し合って『万が一』に対して『お互いに』備えるものになります。
つまり、ほとんどの人が直面しない、もしくはすぐには直面しない可能性が高い問題に対して、
万が一起きてしまうとどうにもできなくなってしまうから、保険で備えようというものです。
言われてみたら誰でも分かっていることではありますが、この考え方は後々大事になってくるので、
よく覚えておいてくださいね(^^)/
保険の種類
一口に保険と言っても色々なものが存在します。
- 生命保険(定期保険、終身保険、養老保険など)
- 医療保険(終身医療保険、がん保険など)
- 火災保険
- 自動車保険 などなど
この他にもいろいろありますが、僕たちが目にするものとしてはこのあたりが多いと思います。
保険に加入されている方はだいたい上記のどれかには入っているのではないでしょうか?
保険は必要?
保険について、どのようなものか?どのような種類があるのか?をごく簡単に見てきましたが、
ここからは保険は必要かどうか?ということについてお話ししていきます。
保険が必要な人は?
僕の考えとしては、保険が必要な人はこれらの人ではないかと思います。
- 自分がいなくなったり、働けなくなったら経済的に途方に暮れる人がいる
- 現在まとまったお金の備えがなく、今後もお金が貯められそうにない
- 病気やケガでどれくらいのお金がかかるか分からないが、それらの勉強も嫌
これらの人は保険に入ることを検討する余地があるのではないでしょうか?
(※加入済みの方は新たに入るではなく“続ける”)
人によって必要な保険は違う
当然ですが、人によって必要な保険は違ってきます。
この記事を読んでくれているあなたの環境、家族状況、経済状況など、様々な要素によって、
どのような保険が必要になってくるか、もしくは保険は不要なものなのかが変わってきます。
ここからは身近にいそうな人をモデルに、保険の必要性などを考えていきたいと思います。
保険と言っても先ほど出てきたように色々な保険の種類がありますので、
今回は『生命保険』、『医療保険』、『火災保険』、『自動車保険』、『その他』について、
考えてみましょう。
みなさんにも近いモデルがいるのではないでしょうか?
【20代男性】の例
- 社会人
- 独身
- 賃貸アパートにひとり暮らし
- 週に一度は車で出かけることがある
- 親は共働きで、もう少しで定年退職する
このようなどこにでもいそうなモデルで考えてみましょう。
【生命保険】
不要です。
独身で、両親も現在共働きであるということは、本人がいなくなってしまったときに、
経済的に途方に暮れてしまう人はいないと考えられます。
ということは、万が一死亡した後に必要になるのは葬儀代くらい。
そのためのお金くらいは残したいという理由であれば、日々の貯金で問題ない気がします。
貯金である程度のお金を用意できれば、それを万が一のお金として残しておけば良いわけで、
万が一が無ければ何か他のことに使えば良いのです。(こちらのほうが可能性は高いですし・・笑)
【医療保険】
不要ではないかと思います。
理由としてはほとんど生命保険と同じですが、こちらに関しては死亡時とは違い、
継続的にお金がかかってしまうようになるケースもあります。
そうした万が一に備えるにしても、すぐに医療保険に入るのではなく、
日本の保険制度について一度勉強してから検討すると良いと思います。
日本の保険制度のお話しはまた後ほど。
【火災保険】
必要です。
この人のケースですと、賃貸アパートで暮らしているわけなので、
『家財』を守るための火災保険に入ると良いと思います。
(建物自体の火災保険は基本的に貸主が加入しています。)
義務ではありませんが、入っておくと良いでしょう。
【自動車保険】※任意保険
必要です。
週に一度は運転をするということですから、対人対物補償に関しては
入っておいたほうが良いでしょう。
ただし『運転者限定』と『運転者年齢制限』に関しては注意が必要です。
運転者限定に関しては『本人(+配偶者)限定』と『限定無し』のパターンがありますが、
これは文字通り、本人と配偶者(奥さんor旦那さん)のみに限定されるか、限定しないかの違いです。
ここは分かりやすい項目かと思います。
注意すべきは『運転者年齢制限』です。
この制限というのは①本人(契約者)、②配偶者、③その同居の親族にのみ適応されるものです。
仮にこのモデルケースの人が『運転者限定無し・年齢制限26歳以上』に加入していたとします。
友人Aさん25歳が運転して事故を起こしてしまった場合は・・・補償されます!
ということで、頻繁に友人に運転を任せて遊びに行くことがある人であっても、
『年齢制限』を気にする必要はありません。
ただし、当然ながら『運転者限定』は限定無しにしておかないと補償されませんので注意ですね(笑)
【その他】
特に必須というものはないでしょう。
【30代女性】の例
- 専業主婦
- 夫(30代サラリーマン)と子供2人(8歳・4歳)の4人暮らし
- 賃貸アパートに暮らしている
- 買い物や子供の送り迎えなど毎日車に乗る
- 世帯年収は500万円
【生命保険】
少額の掛捨て保険で良いと思います。
夫がサラリーマンということで、収入自体は高給でないまでも安定しているのであれば、
それほど高額な保険を掛ける必要はないのでは?
【医療保険】
夫の会社で健康保険に入っているので基本的には入らなくて良いと思います。
保険会社は色々と不安を煽って勧誘してきますが、まずは日本の保険制度を知ってからにしましょう!
僕もよく知らなかったのですが、日本の保険制度は世界的に見て非常に優秀だと思います!
この話はまた別の記事にまとめます。笑
【火災保険】
必要です。理由は【20代男性】と同じです。
【自動車保険】※任意保険
必要です。
今のところは運転者は本人と配偶者のみでしょうから、運転者は『本人(+配偶者)限定』。
『年齢制限』ですが、仮に運転を友人に任せることがある場合でも、先ほど記載の理由から、
『30歳以上限定』などにしておいて問題ありません! 無駄な保険料に注意です。
【その他】
学資保険
不要です。入らない方が良いと思います。
途中解約すると元本割れのリスクが高いですし、資金拘束される割に利回りが低過ぎます。
また、インフレにも対応できず、補償内容もいまひとつなものばかり、、、
そもそも保険というのはほとんど直面しない問題だけど直面したらマズいから、
みんなでお金を出し合って備えましょうね、というものです。
子供の教育資金が発生するのは極めて高確率ですから、充実した補償内容が成り立たないのは当然です。
保険会社が新規の見込み客と接点を持つ、興味を持ってもらう為の『ドアノック商品』と言えるでしょう。
貯蓄型保険
円建て・外貨建て共に不要です。
掛捨てではもったいないから貯まっていくものにしよう!というのは、賢明なように見えますが、
これはお金に対するリテラシーが低い人がやってしまうミスです(^^;)
後ほど紹介しますが、僕自身このミスを犯してしまい、大きな損切をしました・・・泣
【40代男性】の例
- 上場企業のサラリーマン
- 妻(30代・週4日パート)と子供2人(高校生と中学生)の4人暮らし
- 持ち家
- 仕事には車通勤
- 世帯年収は900万円
【生命保険】
掛捨てのものが良いと思います。
まだ子供が学生であり、今後も大学などの教育資金が必要になるでしょうから、
一家の大黒柱を失うと家族が経済的に困窮してしまいます。
大学進学もあきらめる必要がでてくるかもしれません。
そうならない為に、このケースであれば生命保険に加入する必要はあるように思います。
ただし、こちらもまた国の保険制度を理解したうえで、必要分だけ加入するようにしましょう。
また、保険はネット保険のほうが安く済みますので、ネット保険も検討してみてください。
【医療保険】
上のモデルケースと同じ理由から不要だと思います。
世帯年収もそれなりにあるのであれば、毎月一定額を投資に回すなどして、
資産形成をすると良いのではないでしょうか。
【火災保険・自動車保険】
これまで説明してきた内容から、必要です。
きちんと内容を理解したうえで、必要な保険に入るようにしましょう(^^)
最後に
いかがでしたか? 近いモデルはありましたか?
その人の年齢、家族状況によって必要なものが全く異なってくることをお伝えしてきましたが、
みなさんの保険加入状況について『本当に必要分だけになっているかな?』と改めて見直し、
考える機会になると嬉しいです!
続いて、僕自身の保険の状況について具体的にお話ししていこうと思いますが、
長くなってしまうので、他の記事で取り上げていきますので今日はこのへんで・・・
以上、ケンでした。
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