おはようございます!ケンです!
梅雨の時期になってきましたね~・・・
こんな時期に猛威を振るう(?)のが浴室のカビです!
今日は、少し油断するとすぐに発生してしまう浴室のカビについて、発生しにくくする方法や意外と勘違いされている予防方法を水まわりのプロである僕からお伝えしたいと思います(´▽`)
今の時期に限らず、これからもずっと役立つ知識だと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!
【結論】カビを防ぐには換気を!
いきなり結論ですが、カビを発生しにくくするためにはとにかく換気が必要です。
・・・当たり前すぎて拍子抜けしましたか?(;´∀`)
「そんなの知ってるよ!ちゃんと換気できてるよ!」という方も、もしかすると間違った換気方法や不十分な換気方法になっているかもしれないので、ぜひ最後まで読んでください!
そもそもカビとは?
そもそもカビとは何なのでしょうか?
ごくごく簡単に説明すると、カビは食べ物や衣類、浴室などのあらゆるところに発生する菌の集まりになります。
菌の1つ1つはとても小さいので目に見えませんが、菌が集まって目に見えるようになってきます。
カビにも様々な種類がありますが、全体的な特徴として、
- 微生物や人間の皮脂、せっけんカスなどエサがあるところに発生する
- 人が生活できる温度では発生できる
- 湿度が高いほど発生、増殖しやすい
という点があげられます。
つまり、僕らが生活しているほぼすべての場所で発生できてしまうのです!(;゚Д゚)
ましてや浴室は皮脂汚れと湿気が最も多い場所なので、カビにとっては天国です(笑)
言い換えると、これらの要素を出来る限り無くせばカビの発生を抑えることができそうですね!
【対策1】カビのエサになるものを極力減らす
カビのエサになるものを極力減らしましょう!
浴室は体や髪の汚れを落とすところなので、カビにとっては最高の場所です。
その対策として、お風呂を出るときには徹底的に壁や浴槽、洗い場、天井の汚れを綺麗に落としましょう!!
・・・というのが理想ですが、毎日毎日それができるなら苦労しないですよね(;´∀`)
カビの発生にかなり敏感で、実際にそのようにしている人もごく少数いるようですが、ほとんどの人は「もっと日ごろから簡単に出来るカビ対策教えて~」と思っているでしょうから、今日は日ごろの対策としてひと手間加えるだけで、劇的にカビの発生を抑えられる方法を紹介します。
その方法は『壁や浴槽、洗い場などをお湯でよく流す』です。
お湯でよく流すことで、せっけんカスやついたばかりの皮脂汚れなどが流されていきます。
少し熱めのお湯で水圧が強ければなお良いですし、軽くスポンジなどでこすればさらにグッド(/・ω・)/
【対策2】浴室内の室温を下げる
【対策1】でお湯をかけてせっけんカスや皮脂汚れを落としました。
お湯をかけたので、当然室温としては上がってしまっていますね。
カビの特徴として、室温が上がって湿度も高いところを好むので、お湯をかけてエサになるものを減らしても、このままでは防カビには不十分です。
続いて必要なのは、『壁や洗い場、浴槽内に水をかける』です!
水をかけることで、表面温度と浴室全体の温度を下げてください。
水をかけて室温を十分に下げることができれば、お湯をかけただけよりも防カビ効果が期待できます♪
ユーザーの方とお話ししていると、防カビ目的でお風呂を出るときに水をかけているという人はわりと目にするので、すでに水をかけるのはやっているという人は、その前にお湯をかけるひと手間を加えてみてください!
今まで以上にカビの発生を抑えられる(遅らせることができる)と思いますよ(^^)/
浴槽の湯を抜かない人は
水をかける際には洗い場や壁、浴槽内まで隈なく温度を下げると良いですが、そのあとにも入浴する人がいる場合や、浴槽の湯を抜かない人は必ず風呂フタを閉めるようにしましょう!
どんなに水をかけて室温を下げても、湯船から湯気が出続けていたら室温も上がってしまいますし、カビの好む環境になってしまいます(;´∀`)
【対策3】猛烈に換気する
カビ対策はとにかくコレです。
【対策1】【対策2】をやらなくても、コレだけはとにかくやってください!
僕のように日ごろから浴室に携わっていると、換気の重要性は当たり前すぎて無意識のうちに徹底的な換気をしていますが、ユーザーの方とお話しをすると、普段の換気時間は大きく個人差があります。
あるとき、家のカビがすごい方の家にお邪魔した時に、換気をしているか聞いてみたところ、「はい!お風呂を出たら必ず15分換気していますよ!」と力強く答えてくれました。
・・・
短過ぎる!!!!笑
びっくりしました(笑)
そりゃカビるわ( ̄▽ ̄;)
では、どれくらい換気した方が良いの?
正解は『水気が無くなるまで』です。笑
求めていた答えとは違うかもしれませんが、これが答えになります(^^;)
浴室が昔ながらのタイル貼りのお風呂なのか、ユニットバス(システムバス)なのかによっても違いますし、戸建てなのかマンションなのかによっても乾きやすさは変わってきます。
環境によって一概には言えないので、『○時間換気すればOK!』ということは言えません。
また、換気扇がきちんと付いているのか、換気扇の強弱などは何で回しているのかなどでも大きく変わってきます。
参考として、僕の家の状況をお伝えすると、浴室暖房乾燥機の『換気』モードの『強』で5時間まわしっぱなしです!
これでカラッときれいに乾いてしまいます。
『乾燥』機能はどうなの?
人によっては『換気』機能ではなく、『乾燥』機能を使うという方もいるかもしれませんが、僕としては『換気』で良いと思っています。
たしかに、『乾燥』はその名の通り、乾かすことを目的とした機能ですが、主には衣類を乾かすことが目的のものになります。
温風が出ることにより、浴室自体の温度が上昇するので、浴室内にまだ水気が多いうちは『換気』をガンガンまわして湿気を外に出す方がおすすめです!!
いくらか水気が無くなってきたら、『乾燥』で完全に乾かすのも良いかもしれませんね(^^)
やりがちなミス
ここまで湿気を外に出す大切さを語ってきました。
ただ、換気にしろ乾燥にしろ、湿気を排出する大切さは多くの人が理解されていると思います。
今回お伝えしたかったのは、これではないんです!!(・・・長々話してきたけど(´-∀-`;))
この記事でお伝えしたかったのは・・・・
換気中はドアや窓を閉めてください!!!!
これを聞いて、「え、換気するなら色々開けておいた方が風通しも良くて乾きやすいんじゃないの?」と思った方、要注意!(;´∀`)
ユニットバス(システムバス)にしろ、昔ながらのタイル貼りのお風呂にしろ、換気扇を使って換気する場合、ドアや窓が開いていると上手く換気できない場合が多いです。
具体的には、換気扇で空気を吸って(吸気)、外に出す(排気)のですが、そのときには排気するだけだと、次第に真空状態になってしまうので、どこかから空気を取り込む必要があります。
上の図のように、窓を開けたまま換気扇を回すと、その空気を取り込む作業を窓からおこなってしまうので、窓と換気扇の間を空気がぐるぐる回るだけで、洗い場やカウンターの下などの特に換気したい場所が乾きにくくなってしまうのです。
ドアや窓をきちんと閉めていると、ドアについている『ガラリ』という吸気口から空気を取り込んで、湿気と一緒に換気扇から排出されていくという流れが出来ます。
今の浴室ドアには必ずどこかしらに空気を取り込むガラリがついていますし、古い浴室ドアでもどこかにガラリがついていることが多いので、見てみてください(/・ω・)/
まとめ
まとめると、カビを出来るだけ発生させないようにするには、
- 浴室を出る前にお湯でせっけんカスや皮脂汚れを流す
- 壁や洗い場、浴槽内によく水をかけて室温を下げる
- ドアや窓をきちんと閉めてから室内が乾くまで換気扇をガンガン回す
これでカビの発生はずいぶん変わってくると思います!
いかがでしたか?
浴室を出る前に1分だけ時間を使うだけで、日ごろの掃除の手間やカビ発生のリスクが大幅に減りますので、ぜひ生活に取り入れてみてください(^^)/
今日も最後までありがとうございました!
水まわりのリフォームについて、何か検討していることやご質問等あれば、ぜひコメント欄や相談窓口、Twitterなどからお寄せください!
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