こんにちは!ケンです!
僕は住宅について、中でも水まわりのプロとして仕事をしているので、
たまには家についてのお話しをしようと思います!
最近のお客さんは以前に比べて相見積もりを取られる方が多くなりました。
ただ、なんとなーく相見積りが上手じゃないかな~と思うことがあり、
今日はそれについてお話ししますので、最後までお付き合いください(^^)
相見積もりって?
そもそも、相見積もり(あいみつもり)というのは、
見積もりを取って何かを購入しようとしたときに、
複数の会社に見積もりをお願いして、比較することを言います。
『合見積もり』と記載されることもありますが、同じと考えてOKです!
相見積もりの時代(?)
最近はネットが広く普及したおかげで、誰でも簡単に金額を調べたり、
色々な会社や情報にアクセスできる環境が整ってきているので、
年齢層に関係なく事前によく調べられている方もとても多いですし、
いざ見積もりとなっても、他に何社も見積もりを取る方が少なくありません。
僕自身はどちらかというと相見積もりを取られる側の立場ですが、
本当に最近は相見積もりが増えたと感じます・・・(*´Д`)
住宅、水まわり設備に限らず、最近はあらゆる商品やサービスの価格比較サイトがありますよね・・・。
そういう意味では、昔と比べて時代も変化して、相見積もりが当たり前で
相見積もりの時代になっているのかもしれません。
相見積もりのメリット・デメリット
ネットの普及と共に相見積もりをし易くなったというのは間違いないと思います。
では、相見積もりをするメリット、デメリットはどのようなものがあるでしょうか?
今回は住宅についてのお話しですので、ここでは水まわりをリフォームする人が
相見積もりをする際のメリット、デメリットをお話ししたいと思います。
メリット
- 価格が比較できる
- 競争させることで追加サービスを引き出せるかもしれない
- 業者ごとに提案内容が異なるので知識が増える
順番に解説していきます!
1.価格が比較できる
なんと言ってもここですよね!
この部分を理由に相見積もりする人が9割を超えているように感じますし、
実際にここがメリットの柱になってくるかと思います。
やはり予算あってのリフォームですから、同じ内容なら安いに越したことはないですね(^^)/
2.競争させることで追加サービスを引き出せるかもしれない
相見積もりすることを相手に知らせるか知らせないか、というところにもよりますが、
業者が相見積もりを取られていると分かっている場合、受注の為に価格面や、
サービス、オプションなどを”頑張ってくれる“可能性があります。
1件でも多く受注を取りたいと考える業者にとっては多少利益を削っても、
受注に向けて手を尽くしてくれるということはあると思います!
3.業者ごとに提案内容が異なるので知識が増える
意外とこれは皆さん気にしていない方が多いかもしれません。
相見積もりをすることで色々な業者と話していくことになりますが、
業者ごとに工事内容や使う材料など、得意不得意や好き嫌いがある為、
様々な提案内容を目にすることになると思います。
そうすると、業者Aで提案されたものが業者Bでは違う商品を提案され、
同じサイズのキッチンでも業者によっておすすめしてくるメーカーが異なったり、
十人十色の提案があるということになります。
1社だけではなかなか知ることが出来なかった知識が、色々な業者と話すことで、
少しずつ増えていき、提案に対するこちらの希望なども膨らんできます。
そういった意味では、相見積もりなどで他の業者とも話してみることで、
商品や知識の幅が広がり、より自分のイメージに合った工事が出来ると思います(^^)
デメリット
ここまで相見積もりを取ることのメリットを紹介してきましたが、
ここからは相見積もりを取るときのデメリットについてお話ししていきます!
デメリットについて考えている方は意外と少ないので注意ですね!(;´∀`)
- 嫌がられる
- 見積もりや工事内容などの管理が大変
- 散々打ち合わせ後に断るとなると気まずい
1.嫌がられる
一発目のこれが最大のデメリットだと思いますが、相見積もりをされる側は、
少なくとも良い気はしないです(笑)
家電製品を買うときに各量販店のチラシ持参や値下げ交渉を繰り返し、
少しでも安く買うという方法をされたことのあるかたがいるかもしれません。
この方法ですが、される側としてはやはり良い気はしないですし、
面倒だなぁと思うのが本音のところ・・・(笑)
昔ながらの工務店や人気のリフォーム店は忙しいなかで仕事を回しているので、
相見積もりの中、時間を割いて打ち合わせを進め、利益を削って何とか受注する
ということをしなくても、元々忙しいのでただ嫌だと感じるだけです(;^ω^)
お客さんの中には稀に
『私が他社を選んだら困るでしょ~?』『受注したいんでしょ~?』という、
スタンスの方がいるのですが、人気店や優良店などは仕事量に困っていないので、
変な駆け引きや、やっかいな客には関わりたくないと思うのが一番にあります。
稀ですが僕も出来ない要望や無茶な依頼をされた際にお断りしようとすると、
『無理なら他のところにいっちゃいますよ~?』というように言われますが、
『どうぞどうぞ、他へ行ってください(^^♪』というのが本音です(笑)
とにもかくにも、相見積もりをされる側は少なくとも良い気はしないので、
そのことを意識した立ち振る舞いをしたほうが良いと思います!
(↑↑ここについては後ほど良い対応方法をお伝えします♪)
2.見積もりや工事内容などの管理が大変
リフォーム工事は思っている以上に考えるポイントや決めることが多いです。
キッチンのリフォーム工事を例にすると、
キッチン本体だけでもメーカーやグレード、色はもちろん、引出し式にするか扉にするか、
食洗機は必要か、換気扇はどうするか、シンクや水栓は何を選ぶか・・・
などなど決めるところが無数にあります(;´Д`)
(本当にびっくりするぐらい選ぶ項目がありますよ笑)
他にも付随する壁紙や床材をどうするかなどの内容を考える必要が出てきます。
これらが業者A、業者B、業者Cというふうに各業者ごとに話を進めたら、
見積もりから工事内容から何から何までごちゃごちゃになってしまい、
管理しきれなくなってしまうのは確実です。笑
3.散々打ち合わせ後に断るとなると気まずい
これは人によるかもしれません(笑)
実際にまったく気にならないという人もいると思いますので、全員がそうでは無いですが、
相見積もりをしても最終的にはその中から1社選ぶ(もしくは全部断る)ことになります。
もし業者さんが親身になって打合せやリフォーム相談に乗ってくれていたなら、
やはり断るときには申し訳ない気持ちになるものだと思います・・・(;´∀`)
相見積もりするにあたって
ここまではメリット、デメリットをお話ししてきました。
今まであまり気に留めていなかったデメリットもあったな~と思った方もいらっしゃるかもしれません。
では、相見積もりをしたいという場合はどのように対応していくのか良いのか?
ということをお話ししていきます!
見積もり業者数を絞る
見積もり比較をしたい場合、
目に留まった業者に片っ端から連絡しているのではないかと思うような人がいます(笑)
業者数が多すぎて、たぶん本人も何が何だか分からなくなっているだろうな~という方です。
そうなるとお互いにメリットが全くありません。
まずはインターネットで検索したり、実際に店舗を見に行ってみたり、
その業者と具体的な接点を持つ前に調べるということが大切です!
そのうえで、ある程度依頼しようかな、検討しようかなという業者を絞って、
そこから依頼や実際にお話しを聞いてみるというのが良いと思います!
リフォームに関して言うと、多くて3社くらいまでが目安ではないでしょうか。
同じ内容で比較する
ここが一番伝えたいところかもしれません・・・!!
相見積もりが上手ではないな~と思う人の最大の特徴として、これが出来ていないです。
相見積もりというのは当然のことながら金額や対応などに関して、
他と比較することでメリットを得ようという行動なわけですが、
相見積もりが上手くない人は依頼する相手によって内容を少しずつ変えてしまいます。
例えば、キッチンをリフォームする場合、ショールーム(展示場)などに行って、
実物を見て提案プランを作成してもらうのが一般的ですが、相見積もりが上手ではない人は、
業者Aにはそのプランを基に見積もりをお願いする。
そのあと業者Bとお話ししていたら何となく追加工事の希望が出てきたので、
その内容を反映した見積もりをお願いする。
業者Cとは既に出来ているプランがあることを言わずに、また1から希望を伝えて、
まったく新しい工事内容の見積もりを作成してもらう。
これを読んでいる皆さんは『そんなアホな(^▽^;)』と思われるかもしれません。
でも実際にキッチンや浴室を工事しようとなった場合、
ほんっっっっっとうにそういう方が多いと感じます。
でも仕方ないと思う部分もあります!
やはり、リフォームは一生に何度もすることでもないですし、
昔から馴染みの工務店さんがいるという人も最近はかなり少なくなっています。
普段はAmazonや楽天などで同じ商品がいくらで売っているのか、
当たり前のように比較している方も工事になるとどういうわけか比較内容がバラバラになります。
やはり慣れや経験値が無い人が多いので仕方ないのかもしれませんね(;^ω^)
これを読んで頂いている方はリフォーム工事をやろうと思った場合、
必ず同じ内容で依頼するように心掛けてください!!
断る場合は少しでも早く!
相見積もりをした場合は当然のことながら最終的に断る相手が出てきます。
この業者には頼まないかなぁと思ったら、すぐにお断りの連絡をしましょう!
最悪なのは、
パタッと連絡をしなくなり、黙って他の業者に依頼していたというパターンです。
『えっ!? 別にいいんじゃないの!?』という方もいると思います。
実際に問題にはならないと思いますが、マナーとして連絡を入れた方が良いです(;´∀`)
そこまでへりくだって連絡することはないですが、
正直に『他の業者さんにお願いすることになりました。また機会があればよろしくお願いします。』
という具合に簡単で良いのでお断り連絡をすると親切です。
相見積もりをしていることは正直に伝える
これも相見積もりが上手ではない方あるあるなのですが、
かたくなに相見積もりをしていることを隠そうとします(笑)
結論としては、バレるケースがほとんどです。
リフォーム業者、問屋(卸売業者)メーカーは様々な面で連携しています。
ユーザーには言わなくても、裏では連携している場合が多いですので、
変に隠そうとせずに、正直に伝えたほうが業者さんも気持ちよく仕事が出来ます。
伝えるときには、
『リフォーム工事が初めてで不安なので、他の業者さんにも相談しています』というように
素直に伝えればOKだと思います!
『申し訳ないとは思っているけど・・』感を出すのが重要ということですね!(笑)
バレているのに隠そうとしている人とは雲泥の差です( ^ω^ )
まとめ
以上、今日はリフォーム工事を例に相見積もりについて思うところをダラダラとまとめました。
リフォーム工事は一生に一度あるかないかという人がほとんどですので、
わからないことや不安なことがあるのは当然です!
その中で、少しでも上手く立ち回ることで工事業者さんに煙たがられることもなく、
お互いが気持ちよく契約からリフォーム工事の実施まで進めることが出来るようになると思います。
僕自身は水まわりのプロとして仕事をしているので、
もし水まわりの工事などについて不明点や進め方などについてご質問などがあれば、
コメントやお問い合わせフォームからご連絡ください!
TwitterなどでもOKです!
みなさんの水まわり工事が少しでもスムーズになるお手伝いが出来たら幸いです!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
以上、ケンでした(^^)/
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