【第23回】浴室リフォームのすすめ~検討すべき装備~ | 夫婦でお金の勉強始めました

【第23回】浴室リフォームのすすめ~検討すべき装備~

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家の話

皆さん、こんにちは。ネムです。

本日は、前回の「浴室リフォームのすすめ~浴室選びの基本~」から次のステップ、浴室リフォーム

において「検討すべき装備」についてです。

リフォームの際には必ず検討して頂きたい装備があります。

人によって考え方や好みは様々ですし、生活環境が異なれば必要になる物も異なります。

ですので検討した上で自分には不必要という判断になれば、それで問題ありません

ただリフォームをした後に「こうしておけば良かった。もっとよく考えておけば良かった、、」

なんて事になっては勿体ないですよね。そんな後悔をしないよう、リフォームの際には必ず一度

検討して頂きたい装備についてお話ししますので、参考にして頂けると嬉しいです。

浴室暖房乾燥機

まずは浴室暖房乾燥機についてです。

浴室暖房乾燥機の利点

暖房機能

最近のシステムバスは以前と比べ保温性が良くなってはいますが、やはり一歩目から暖かく浴室に入る

ことが出来るようになるのが浴室暖房です。

浴室、脱衣場がそれぞれ1坪サイズほどであれば、15分ほどで両部屋を暖めることも可能です。

浴室のドアを開けて脱衣場のドアは閉めて、暖房とお湯はりのボタンを押し、お風呂に入る準備を

しながら待機。浴槽にお湯が貯まる頃には、快適に入浴が出来るようになっています。

寒い脱衣場でガタガタ震えながら裸になり、急いで浴室に入ってお湯を掛けるなんてこともなくなり

ます。また事前に脱衣場と浴室を暖めておくことで、ヒートショックの対策にもなります

ヒートショックとは、急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを

引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすことを言います。

最近の新築、特に高気密住宅を売りにしているようなハウスメーカーの新築は、住宅自体の気密性

が良く家全体が暖かいということも聞きますが、リフォームの場合はそうではありません。

ですので築年数の経った浴室リフォームの場合は特に、快適な入浴と、先々の安心・安全のために、

暖房はやはりおすすめの機能です。

乾燥機能

また乾燥機能とランドリーパイプ付きであれば、お洗濯物を干すことも出来ます。

ただ正直乾くのが早いとまでは言い切れません。雨の日など、補助的に使用していただくのが良い

と思います。

タイマー機能

タイマー機能付きというのも便利です。例えば換気機能を明け方まで8時間とセットしておくと、

浴室がしっかり乾いたころに自動的に止まりますので非常に便利です。

※カビを予防するためには、浴室の窓とドアは締め切り、入浴後に換気扇を5~8時間は回すように

しましょう。マンションは建物自体の気密性が高いので、24時間換気設定にしておくとより良い

と思います。アパートの我が家は24時間換気設定をし、入浴後は換気を強で5時間タイマーセット

するようにしています。ぬめりや石鹸カスのお掃除はもちろん必要ですが、カビが生える様子は今の

ところありません。

浴室にカビの根が生えてしまってからカビキラーを使ってお掃除なんて大変ですよね。カビを防ぐ

にはとにかく換気することが重要です。しっかり換気扇を回しましょう!

設置のための工事について

ちなみに浴室暖房乾燥機には、ガス式と電気式の2種類があります。

ガス式の方がパワーがあり、室内が暖まるのが電気式より早く、ランニングコストもお求めやすい

というメリットがあります。ミストサウナ機能付きの物もあります。

ただ室内に設置する暖房乾燥機の機械とは別に、暖房やミストサウナ用のお湯をつくるための熱源機

が必要になります。ガス給湯器にその熱源機の機能までセットになった複合機というものもあります

が、電気式の浴室暖房よりも初期費用がかかりやすいです。

そのためより手軽に設置することが出来る電気式の方が一般的かと思われます。

ただ電気式の浴室暖房乾燥機でも、既存の浴室に暖房がなく換気扇のみの場合、配線工事が必要に

なる事が多いです。ブレーカーに空きがない場合は、電気の容量を増やす工事が必要になるかもしれ

ません。工事業者さんとしっかり打ち合わせしましょう。

手すり

次は手すりについてです。必ずしも必要とは限りませんが、現在使用していないからといって本当に

不要でしょうか。しっかり検討した上で判断しましょう。

手すりの後付けについて

昔、ご両親のためにタイル貼りの浴室に手すりを後付けしたことがあるという方、結構いらっしゃい

ますよね。その時のように、もし今後不安になったらその時に手すりを後付けすれば良いと思う方も

多いかと思います。

システムバスでの後付けも不可とは言いませんが、事前にそのメーカーにはよく確認しておく必要が

あるでしょう。またリフォームと同時に設置するのと比べると、後付けする方が費用は高くなります。

手すりの取り付けのためだけに工事する人がわざわざ来るのですから、当然ですよね。

ですので、基本的に手すりは最初から1、2か所程度は付けておくことをおすすめします。

手すりの取り付け位置

ではどこに手すりを付けるのが良いでしょうか?

人によって身長や入浴の仕方が違うので、一概には言えませんが、一般的に使い易いと言われている

手すりの設置位置をご紹介します。

①浴槽脇

浴槽に入る際につかまる方もいますが、浴槽から立ち上がる時に特に便利です。風呂フタをする際に

多少邪魔になりやすいですが、やはり浴槽脇の手すりを付ける方は多いです。浴槽内のグリップと悩む

方もいらっしゃいますが、どちらが使い易いかは身長にもよるかもしれません。ただ平均的にグッと

立ち上がり易いのは浴槽脇の高さにある手すりです。肩幅のある男性にとって浴槽内のグリップは邪魔

になりやすいということもありますので、1坪サイズよりコンパクトな浴室の場合は特に、浴槽内の

グリップよりも浴槽脇の手すりの方が良いと思います。

②浴槽内のグリップ

浴槽内のグリップは小柄な方がお湯に浸かりながら手を添えたり、寛いだ体勢から上半身を起こす時に

あると安心です。ただグリップが浴槽の両サイドにあると、浴槽の出入りの際に足を引っ掛けやすい

ので、慣れていない場合は注意が必要です。

最近の浴槽はゆったり入れるよう浅く広くの傾向にありますので、1坪サイズ以上の浴室で小柄な方が

いらっしゃる場合は、浴槽内の片側に1本グリップがあると安心かと思います。

③手すり兼用のシャワースライドバー

以前は2点留めのフックにシャワーを掛けていましたが、現在は高さや角度を自由に調整することの

出来るシャワースライドバーが主流になっています。各々が好きなように調整出来るので、非常に便利

です。そのシャワースライドバーを手すりとして活用出来る手すり兼用タイプが人気です。

椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする際はもちろん、浴槽を跨ぐ際にも使用出来るの

割と万能な手すりとなります。

手すりをしっかり付けるほどではないと感じている方には、こういった兼用タイプがおすすめです。

また摑まれるバーがあると無意識のうちに摑まってしまうというケースもありますので、ただの

シャワースライドバーよりも手すり兼用にしておいた方が安心だと思います。

※窓を跨ぐと手すりとして強度の問題がありますので、注意です。メーカーの方と打合せましょう。

④ドア横

基本的には上記に挙げた2~3か所で十分かと思いますが、よりしっかり手すりを付けておきたい

場合はドア横でしょうか。

ただリフォームをして脱衣場と浴室が段差のないフラットの状態になれば、出入りの心配は少なく

なるかと思います。※マンションや、戸建てでも2階や3階の浴室の場合は、フラットが難しいケース

が多いです。現場によりますので、工事業者さんにしっかり見てもらいましょう

実は自分でも気が付かないうちに手すりに手を掛けていたということもありますし、ケガをしてし

まった時に手すりがあって助かったなんてエピソードを聞いたりもします。万が一の時も手すりが

あると安心です。

ただ手すりが多いのも見た目や、掃除する場所が増えるというという問題があります。

一度リフォームをすれば、ほとんどの方がまた20年以上使用する浴室になります。自分のこれからの

20年を想像して、しっかり検討をして頂けると良いと思います。

ここまでいかがでしたでしょうか?

浴室暖房や手すりはほとんどの方が思い付く検討すべき装備かとは思いますが、私なりに検討する際

の注意点や知っておいて欲しいとこなどをプラスして書かせて頂きました。

少しでもリフォームの参考になりましたら嬉しいです。

本当は「浴室リフォームの際に一緒に検討すべき工事」についてもお話ししたかったのですが、

意外とここまで長くなってしまいましたので、また次回の記事にしたいと思います。

本日はここまで!以上、ネムでした。

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