おはようございます。ケンです。
【第3回】は『お小遣い制について』思うところをお話ししたいと思います。
あなたは家のCFO
この記事を見て頂いているあなたは恐らく家計管理を担当されていることでしょう。
いわば、あなたはあなたの家のCFO(Chief Financial Officer『最高財務責任者』)です。
出ていくお金、入ってくるお金を把握し、管理し、改善しなければなりません。
家計の把握については、【第2回】出ていくお金の話で確認頂けたのではないかと思います。
把握したら、きちんと管理し、問題点を改善していかなければいけません。
入ってくるお金はいくら?出ていくお金はどういうものがあるのか?
残っているお金はどこに、どのように置いておくべきか?・・・などなど
色々なことを考えなければならないわけですが、今回のテーマは『お小遣い制』です。
出ていくお金のうち、恐らく真っ先に削減の対象になる項目の筆頭だと思います(笑)
あなたの家ではお小遣い制を導入していますか??
僕はこれには正解は無いと思っています。
強いて正解だと思うことを挙げると、『お互いが納得できるやり方が正解』でしょうか。
旦那さんに毎月〇万円。収入の1割がお小遣い。旦那さんも奥さんも同額で月〇万円。
など、色々なルールがあると思います。
どんなルールでもお互いが納得できていれば、それが正解なのです。
反対に、どちらかが不満を持っているのであれば、それはCFOであるあなたが何かしらの対応を考え、
実行していく必要があるのかもしれません(^^;)
我が家のルール
では我が家はと言うと・・・
お小遣い制は取り入れていません!!笑
散々お小遣い制について正解だなんだと話しておいて、なんだよ!という感じですが、
我が家ではお小遣い制というものがありません。
なぜかと言うと、お小遣い制にしなくても無駄な支出を極力減らせる仕組みが出来ているからです。
支出を減らせるというより、支出を自制できる仕組みと言えるかもしれません。
どういうことか分かりませんよね(笑)
まず、【第2回】出ていくお金の話でお話しした通り、我が家の家計はアプリ導入や現金を
出来るだけ使わない習慣により、完全に可視化されています。
ですので、例えば今月の引き落としがいつもより多いとなれば内容が確認できます。
そうすると、「今月は自動車保険の引き落としがあったから多かったんだね」とか、
「今月は外食が多かったね」といった具合に原因が分かるのです。
もしそこで『銀行から5万円おろした形跡』が見つかれば、コレは?となる訳です。笑
お小遣い=使途不明金?
ここでお伝えしたいのは、お小遣い制が必ずしも無駄遣いの抑制にはならないということです。
無駄遣いを減らしたい!旦那(奥さん)の浪費を抑えたい!と思って、お小遣い制にすると、
確かに無駄遣いの“上限”は決めることができます。
普段飲み会とゴルフで毎月5万円使っている旦那さんの小遣いを3万円に減額すれば、
それだけ支出を抑えることは可能です。
しかし、それは抑えられた側の不満に繋がるでしょうし、精神衛生上、得策でない気がします(笑)
そもそも、上限いっぱいまで浪費する体質は変わらない為、家計改善にはあまり繋がりません。
小遣いをこつこつ貯めて、ガラクタのようなものを買ってきても、「あなたのお金だから」と
心の底から納得してあげられるでしょうか?
やはり、「そんな無駄遣いをして…」となると思います(笑)
結局のところ、本当に必要か見極めて判断する体質が養われていなければ浪費は抑えられないのです。
それではどうしたら良いでしょうか?
我が家は可視化できるような方法であれば、お金を自由に使えるようになっています。
例えば、ゴルフに行くにも外食をするにもクレジットカードで決済しますので、
どこでいくら使ったかが分かるようになります。
Amazonで買い物をした際も金額が分かりますので、高額なものを購入した場合は確認できます。
こう聞くと、何もかも監視されていて息が詰まるように思われるかもしれません。
しかしそうではありません。
逆に本当に必要と思うものにしかお金を使わなくなりますし、本当に必要と思うものであれば、
事前に相手にいくらの何が欲しいときちんと伝えられるので、相手も納得してくれます。
このように、我が家では収支を見える化することでお互いに自由にやっています!
可視化することで自制心が働きますし、よく考えれば不要なモノやサービスでも、小遣い制だと
「まぁ自分のお金だし…」という安易な考えで浪費してしまうところ、本当に必要かよく考え、
無駄遣いしないように意識するようになります。
このように、現金を渡したら使途不明金で無くなるところを、自由に使える状況にすると、
逆に無駄遣いが減るということに繋がりますので、試しに小遣い制を廃止して、
支出の見える化を前提にした支出の自由化をおこなってみてください!
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